【概要】
2015年に渋谷区がパートナーシップ証明制度を導入して以降、「LGBT」という言葉が日本のメディアに登場する頻度は加速度的に増えている。当事者の存在を可視化するという意味では喜ばしいことではあるが、 一方で、報道・ドラマ・バラエティ・情報企画など、メディア内におけるLGBTの扱われ方には、まだまだ課題がある。海外の通信社でオープンリーな当事者として活躍された記者や、多様な性のあり方について発信を続ける活動団体の代表の視点から、日本と海外のメディアのあり方を比較し、いまのダイバーシティ&インクルージョンの現状や課題について、ズバリ解説します。
【松中権氏経歴】
NPOグッド・エイジング・エールズ代表 / プライドハウス東京代表 / 一般社団法人Marrriage for All Japan 結婚の自由をすべての人に 理事
1976年、金沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、電通に入社。海外研修制度で米国ニューヨークのNPO関連事業に携わった経験をもとに、2010年、NPO法人を仲間たちと設立。2016年、第7回若者力大賞「ユースリーダー賞」受賞。2017年6月末に16年間勤めた電通を退社し、二足のわらじからNPO専任代表に。LGBTQと社会をつなぐ場づくりを中心とした活動に加え、全国のLGBTQのポートレートをLeslie Keeが撮影する「OUT IN JAPAN」や、2020年を起点としたプロジェクト「プライドハウス東京」等に取り組む。
【オリビエ・ファーブル氏経歴】
パリ生まれ、インド、日本育ち。8才で来日。学生時代を日本経済新聞、また大卒後はダイアモンド出版を経て、1995年にロイター通信に入社。その後25年間ペン記者やニュース動画制作で幅広く活躍。社内のLGBTネットワーク東京支部を立ち上げ、福利厚生に同性パートナーも適用できるよう働きかけた。19年の退職後フリーの傍らでプライドハウス東京レガシーのグローバル・コミュニケーション担当。
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